【 DUNLOP 】 LX800 2021 インプレッション ( 商品説明・レビュー )

ラケット
DUNLOP LX800のインプレッション記事

DUNLOP ダンロップ| LX800 2021年モデル|インプレッション

この記事について

当てれば返る『魔法のラケット』の異名を持つ歴史の深いデカラケです。

根強いファンも多く、パワーを求める女性やシニアから高い人気を誇っています。

この記事ではLX800を実際に打ってみた感想をお伝えしていきます。

《この記事を読むことにより》

  • LX800がどんなラケットなのか分かります。
  • 適合するプレースタイル、類似商品との比較を行い、LX800を深掘りしていきます。

商品説明

スペック

重さ:255グラム
バランス:355㎜
長さ:27.5インチ
ストリングパターン:16×18
厚さ:26 – 27㎜

デザイン

DUNLOP LX800 デザイン
DUNLOP LX800 デザイン
DUNLOP LX800 デザイン

白とシルバーを基調にしたシンプルなデザインです。

俗に言う『デカラケ』は分厚いフレーム、大きいフェイスで見るからに『デカラケ』という感じがするラケットが多いです。

しかし、このLX800はデザインがすっきりしている為か、あまりゴツさを感じません。

『デカラケ』と呼ばれるラケットの中ではかなりカッコ良い外観になっていると思います。

テクノロジー

フレックスタッチレジン

DUNLOP LX800 テクノロジー

シャフトからグリップにかけてフレックスタッチレジンという伸縮性と反発力の高い素材が採用されています。

フレックスタッチレジンが採用されたことにより、反発力を失うことなく柔らかな打球感になったとのこと。

ストレート・ストリング・システム

DUNLOP LX800 テクノロジー

縦のストリングがフレーム内を直線に通るようにストリングホールが真っ直ぐ空けられています。

ストリングがフレーム内を直線的に通ることにより、縦糸が長くなります。

その結果

  • スイートスポットの拡大
  • スピン性能の向上
  • 反発力の向上

などの様々な効果を得ることができます。

インプレッション

ストローク

反発力:非常に高い

スペックから予測できる通り、当てるだけでよく飛びます。

シャープな打感でよく弾く印象です。

シャープに弾く打感だと通常は硬さを感じることが多いですが、LX800はそれほど硬さを感じません。

独特なグシャッとボールを捕まえる感覚もある為、コントロールもしやすいです。

ただ、強く振りにいった時は暴発してしまうことが多かったです。

また、速い球を弾き返す際に面が暴れ、ボールの重さを感じました。

速球が飛び交う環境で使うラケットではないというのが率直な感想です。

スピン性能:高い

スピンは良く掛かります。

面が大きい、ストリングパターンが粗いことに加え、『ストレート・ストリング・システム』の恩恵で非常に引っかかり感が良いです。

速くスイングしなくてもしっかりと回転を掛けることが可能です。

逆にスイングスピードを上げていくと回転過多で失速してしまった為、ゆったりとスイングする方が合っていると思います。

振り抜き:普通

まず注意しなければいけないのが、LX800は通常のラケットより0.5インチ長いんです。

僅か0.5インチですが、この違いはことの他大きく、パワーが出る反面、操作性は悪くなります。

普段27インチのラケットを使っている人は違和感を感じる可能性がある為、注意が必要です。

ただ、LX800を使うプレーヤーの方は豪速球が来る環境ではないことが想定されるので、操作性よりパワーの恩恵の方が大きいと思います。

そもそも重量が255グラムと非常に軽い為、長さの影響をあまり感じない人も多いかもしれません。

ボレー

反発力が高い為、ボレーは楽の一言です。

面も大きく、当てるだけでしっかり飛ぶのでボレーが簡単に思えます。

しかし、足元に沈むローボレーは反発力が強すぎて持ち上げる際に何度も暴発させてしまいました。

私の技術不足だと思いますが、低いボールのコントロールにはコツがいると思いました。

サーブ

フラットサーブ

サーブでの振り抜きは0.5インチロングはプラスに働き、ヘッドが走る印象でした。

その為、少ない力で簡単に速いサーブが打てました。

反発力が非常に高い為、フルスイングすると収まりが急に悪くなりますが、7割位の力で打ちにいくと丁度良かったです。

回転系サーブ

ストローク同様、サーブでも回転は良く掛かります。

スピンサーブを打つと弾道が上がりすぎてしまい、収めようとすると回転が掛かりすぎてショートする等、長短のコントロールが難しかったです。

一方、打ち下ろすように打つスライスサーブではスピンサーブよりも収まりが良くなり、回転とスピードのバランスが良く、コントロールしやすくなりました。

まとめ

良かった点

  • 合わせただけでもしっかり飛ぶ反発力
  • シャープに弾くけど柔らかい打感
  • デカラケの中ではデザインが秀逸

気になった点

  • 0.5インチロングの為、操作性に注意
  • 速い球を打ち返す時にブレることがある
  • 速くスイングすると暴発するリスクあり

競合商品

Prince EMBLEM110

コンセプト、性能、スペックがかなり近く、1番のライバル商品がEMBLEM110になります。

LX800はフレームがラウンド形状であるのに対し、EMBLEM110はBOX形状です。

その為か、LX800の方が接触時間が短く弾くシャープな打感です。

一方、EMBLEM110の方が接触時間が長く乗せて運べる感覚があります。

操作性についてはLX800が0.5インチロングということもあり、通常の長さであるEMBLEM110の方が操作しやすいです。

その分LX800の方が飛ばす力は強くなります。

似たようなスペックですが打感と打球結果は大きく異なります。

また、しっかり振った時の収まりはEMBLEM110の方が良かったので、しっかり振りたい人はEMBLEM110の方がおすすめです。

LX800の対象プレーヤー

  • ラケットの力を借りて当てるだけでも飛ぶ反発力が欲しいプレイヤー
  • 肘や手首を痛めている、または痛めることを予防したいプレーヤー
  • デカラケを使いたいがデザインにもこだわりたいプレーヤー

是非一度打ってみて下さい。

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